野薔薇染のばらぞめ

Eijitsu Rose dye

野ばら染め
和名ノバラ(野薔薇)
別名野茨(ノイバラ) 花うばら 営実(えいじつ) 
英名Eijitsu Rose / Japanese Rose
学名Rosa multiflora
科名属名バラ科バラ属
分布北海道~九州
品種
特徴
染色部位花 葉 茎
染色時期5-6月頃

野薔薇(ノバラ・ノイバラ)の特徴

バラ科のつる性植物。2mほどの低木で、茎には鋭い棘がある。沖縄を除く日本各地の野山に自生し、5月~6月に白い花を咲かせる。バラの台木(接ぎ木の際の台となる木)として栽培されている。また秋には赤い実を付ける。バラの果実は「ローズヒップ」と呼ばれ、乾燥させハーブティーや生薬としても利用されている。

ノバラ染めについて

野ばら染 生葉 草木染 naturaldye
夏頃に剪定した枝葉。4-5cmほどにカットし煮煎じる。
野薔薇染 煮だし 草木染
中性で3時間ほど煮煎じるた染液。イエローやベージュの染料が溶けだしてくる。塩基性にするとよりイエローが強くなる。

草木染め方法

媒染法を用いて染色をする。
ステンレス製の鍋に細かく刻んだノバラの葉と茎と水をいれ煮煎する。
60分ほどしたら布で濾しさらに3~4回程煎液を抽出する。
植物繊維を染める際は豆汁などで下染めをする。先媒染法によるアルミ媒染の後に、染色を何度も繰り返し染め上げていく。

ノバラ染めの媒染による色の違い

いろ
/ アルミ媒染(Al)
C00,M18,Y76,K03
R247,G203,B59
いろ
/ アルミ媒染(Al)
C00,M13,Y57,K58
R245,G212,B105
いろ
/ アルミ媒染(Al)
C00,M06,Y31,K21
R201,G189,B139
桑茶色くわちゃいろ
幹材 / アルミ媒染(Al)
C00,M10,Y52,K53
R120,G108,B58

草木染めの色辞典

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