珈琲染コーヒーぞめ

Coffee dye

和名コーヒーノキ(珈琲木)
別名アラビカコーヒーノキ ロブスタコーヒーノキ
英名Common Coffee
学名Coffea arabica
科名属名アカネ科コーヒーノキ属
分布熱帯アフリカ マダガスカル島 マスカリン諸島
品種ティピカ (C. arabica 'Typica')ブルボン (C. arabica 'Bourbon') 等
特徴常緑中低木 葉/革質,楕円形,芳香常緑低木(4~7m) 葉/濃緑色,光沢有 花/白 果実/緑~赤~赤紫色 花/筒状,房状に集まってつく,蕾は淡緑色→淡紅色 芳香がある。
染色部位種皮(生豆・媒染豆)
染色時期果実(種皮)収穫:11-2月(南半球)5-8月(北半球) 染色:通年

コーヒーノキ(珈琲木)の特徴

エチオピアやマダガスカル原産のアカネ科も常緑樹で、葉には光沢がある。白い花を咲かせ、赤い果実は「コーヒーチェリー」と呼ばれ甘みがあり、中の種子からはコーヒーの原料となるコーヒー豆が採れる。寒さには弱いが日照不足に強く、観葉植物としても人気がある。

珈琲染めについて

草木染め方法

媒染法を用いて染色をする。
ステンレス製の鍋に、細かくすりつぶしたコーヒー豆と水をいれ火にかけて沸騰させ煮煎する。60分ほどしたら布で濾し、できた煎液を染色原液として使用する。4回程煎液を抽出できる。
植物繊維を染める際は豆汁などで下染めをする。先媒染法によるアルミ媒染の後に、染色を何度も繰り返し濃色に染め上げていく。
また、抽出回数によって色の発色も異なり、回数を重ねるにつれ茶味が増す。

珈琲染めの媒染による色の違い

珈琲色こーひーいろ
種子 / 銅媒染(Cu)
C00,M31,Y60,K65
R88,G61,B35
いろ
種子 / アルミ媒染(Al)
C,M,Y,K
R,G,B
いろ
種子 / 銅媒染(Cu)
C,M,Y,K
R,G,B
いろ
種子 / 鉄媒染(Fe)
C,M,Y,K
R,G,B

草木染めの色辞典

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