ウージ染うーじぞめ

Sugarcane dye

和名ウージ(砂糖黍) サトウキビ
別名ウージ おうぎ うぎ 甘蔗(かんしゃ、かんしょ)
英名Sugarcane
学名Saccharum officinarum
科名属名イネ科サトウキビ属
分布九州以南 沖縄
品種
特徴多年草  単一で直立 葉/平行脈 2列に互生 茎/木化しており、節を含む 花/灰白色 多数の小花
染色部位葉 茎
染色時期通年

ウージの特徴

イネ科サトウキビ属の多年草で、世界各地の熱帯、亜熱帯で広く栽培され、日本では主に沖縄県や鹿児島県で栽培されています。節のある茎には糖を豊富に含むため、砂糖の原料として利用されています。染色には葉と茎を用い、イネ科特有の黄色を染めます。

ウージ染めについて

銅媒染をすることで緑褐色に染めだすことができ、久米島紬や沖縄県の染織における緑色にも使用されている。
ウージ染め煮出し

草木染め方法

媒染法を用いて染色をする。
ステンレス製の鍋に細かく刻んだウージと水を入れ、煮煎する。
60分ほどしたら布で濾しさらに3~4回程煎液を抽出する。
植物繊維を染める際は豆汁などで下染めをする。先媒染法によるアルミ媒染の後に、染色を何度も繰り返し染め上げていく。

ウージ染めの媒染による色の違い


茎葉 / アルミ媒染(Al)
C0,M01,Y56,K04
R245,G243,B109

茎葉 / 銅(Cu)
C00,M00,Y42,K13
R221,G222,B128

茎葉 / チタン媒染(Ti)
C00,M14,Y65,K07
R236,G203,B083

茎葉 / 鉄媒染(Fe)
C01,M00,Y55,K56
R112,G113,B051

草木染めの色辞典

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